福井に永平寺という臨済宗の大本山があります。父が亡くなった年...
福井に永平寺という臨済宗の大本山があります。父が亡くなった年の大晦日から年越しの供養をするため、雪深い越前の山奥へ向かいました。永平寺を訪れるのは実に久し振りでしたが、夜間、それも冬季は初めての体験でした。禅寺の趣きにこれほど相応しい環境は無いと思える、荘厳な世界でした。季節を問わず修行をされておられる僧侶の方の姿が階段越しに見える思いでした。寒さ対策のために十分備えているのに、慣れない雪国の寒さが骨にまで達しました。終業とは言え、衣だけを羽織り、暖房などの無い生活とは想像もつきませんでした。一通り寺内を巡った頃、新年の鐘の音が聞こえてきましたが、父が亡くなった後の心の隙間から寒風が吹きすさぶ気がして呆然と時が過ぎて行きました。父の供養を済ませ、厳寒の中で修行に励む方に励まされた旅でした。
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