天台宗のご葬儀

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天台宗のご葬儀

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1.天台宗とは

天台宗はもともと中国で始まった仏教であり、日本での天台宗の開祖は最澄(さいちょう)です。 天台宗は日本の仏教のおおもとと言える宗派であり、天台宗の教えを元として浄土宗や浄土真宗、臨済宗などが生まれたとも言われます。 信者数は153万人にも上り、久遠実成の釈迦如来を本尊としています。 天台宗は総合仏教であり、護摩行・座禅・念仏と何でもありで、これこそが天台宗の神髄であるとも言えます。 法華経こそ仏陀の教えの究極であるとしており、天台宗はこの法華経を中心に菩薩戒・顕教・密教・禅法などを融合した総合仏教です。 全ての者が悟りを開く素質を持っているという思想のもとに、全ての人・生物・存在には仏になる可能性があるという教えを説いています。 このような思想を持つ仏教の事を大乗仏教と言い、天台宗は様々な教えを取り入れた体系的な仏教であると言えるでしょう。

2.天台宗の葬儀の流れ

天台宗の葬儀では、法華経を唱えて懺悔をし、阿弥陀経を唱えることで極楽往生に導き、光明真言法によって罪を滅するとしています。 これらは主に3つの儀式から成り立ちます。 (1)顕教法要 法華経を読誦して懺悔する (2)例時作法 阿弥陀経を読誦して極楽浄土への往生を願う (3)密教法要 光明真言を念誦して本尊を供養する 故人には、菩薩になるための円頓戒(えんどんかい)というものが授けられます。

天台宗葬儀の式次第の例としては、以下のようになります。

入場導師、式衆が入場
列讃仏の臨終を讃え、如来の四智を梵語によって讃える
光明供修法阿弥陀如来の来迎を得て、故人を仏とする作法
九条錫杖杖を振って声明を唱える
随法回向法界に供養回向する
鎖龕(さがん)起龕(きがん)棺の蓋を閉ざす儀式と起こす儀式を行う
奠湯(てんとう)奠茶(てんちゃ)霊前に密湯を供え、霊前に茶を供える
引導下炬(あこ)文導師は手に松明か線香を持ち、空中に梵字と円を描き、故人の徳の高さを讃える下炬文を唱える
法施読経し念仏を唱える
総回向回向文を唱え式を終了する
退場導師、式衆が退場

天台宗の葬儀では、導師が柩に花びらのように紙を撒くことがあります。 これは散花と呼ばれる儀式で、仏様が来迎した際、それを称えるために大衆が華を降らしたという言い伝えから来ています。 華の芳香によって鬼神を退却させる事で、その場を清めて仏を迎えるとされています。

天台宗の焼香は、回数に決まりはありません。1回もしくは3回が一般的のようです。 天台宗は焼香を始めとして、本尊や経文にも定めがないため葬儀の際に迷うこともありますが、これは総合仏教である天台宗だからこそと言えるでしょう。 定められた形式にこだわらず、あらゆる方法で仏を感じることが出来るのは、天台宗の大きな魅力であると言えるかもしれませんね。

宗派別ご葬儀形式のご案内

宗派によってご葬儀形式が異なる場合がございます。
五条祭典では、その違いについてご案内させて頂きます。

浄土宗のご葬儀

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浄土宗とは、法然上人(ほうねんしょうにん)を宗祖(開祖)として仰いでいる宗旨です。本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)、信者数は630万人にも上ると言われています。法然上人は、平安時代末期となる1133年に岡山県で産まれました。幼い頃に父を亡くした事をきっかけに、その父の教えを受け継いで出家し、比叡山で修業した後に宗派を立ち上げました。浄土宗のご葬儀の詳細はこちら

真言宗のご葬儀

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真言宗とは、弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が唐(中国)で学び、日本へと持ち帰った密教です。本尊は大日如来(だいにちにょらい)、信者数は933万人にも上ります。真言宗は主要となる16派で18もの本山があります。諸派を含めると50にも上る宗派があり、その宗派の数だけ本山がある事が特徴です。真言宗のご葬儀の詳細はこちら

曹洞宗のご葬儀

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曹洞宗とは元々中国で創宗された宗派であり、日本では鎌倉時代に道元禅師(どうげんせんじ)が曹洞宗を伝え、瑩山禅師(けいざんぜんじ)がそれを全国へと広めました。南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)を唱え、釈迦を本尊としています。信者数は155万人に上り、全国に1万5千もの寺院を有しています。曹洞宗のご葬儀の詳細はこちら

天台宗のご葬儀

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天台宗はもともと中国で始まった仏教であり、日本での天台宗の開祖は最澄(さいちょう)です。天台宗は日本の仏教のおおもとと言える宗派であり、天台宗の教えを元として浄土宗や浄土真宗、臨済宗などが生まれたとも言われます。信者数は153万人にも上り、久遠実成の釈迦如来を本尊としています。天台宗のご葬儀の詳細はこちら

日蓮宗のご葬儀

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日蓮宗とは、鎌倉時代に日蓮によって開宗された仏教です。妙法蓮華経を唱えるため、日蓮法華宗とも呼ばれることもあります。宗祖である日蓮の名前が宗派名になっており、日本人の宗祖が宗派名になっているのは日蓮宗のみです。信者数は358万人にも上り、久遠の本師釈迦牟尼仏を本尊としています。日蓮宗では、お釈迦さまの説いた教えの中でも「法華経」を絶対最高の教えであるとしています。日蓮宗のご葬儀の詳細はこちら

浄土真宗のご葬儀

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浄土真宗は、現在においても非常に多くの信者数を持っており、その数は1058万人にも上ります。浄土真宗には様々な宗派がある事も特徴で、中でも浄土真宗本願寺派(西本願寺)と真宗大谷派(東本願寺)の2つが殆どの門徒を占めています。浄土宗の開祖である法然の弟子であった親鸞が浄土真宗の開祖であり、親鸞自身に独立開祖の意志はなかったものの、親鸞の没後に門弟達によって教団化しました。浄土真宗のご葬儀の詳細はこちら

[特集]お寺へのお布施、渡し方や包み方

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回忌

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一周忌

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七回忌とは、故人が旅立ってからちょうど6年に催される法要です。本来であればちょうど6年経過した日に法要を行いますが、最近は遠方から参列される方に配慮して、その前の土日に開くことが多いです。七回忌の特徴などについてお話ししたいと思います。七回忌の詳細はこちら

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二十三回忌とは、故人が亡くなってから満22年の命日に執り行われる法要のことです。多くの方に参列していただいた一回忌などとは違い、二十三回忌の場合はほとんど親族のみで済ませるケースが多いようです。命日のその日に執り行なうよりも、参列者が参加しやすい土日に行われるようです。二十三回忌の詳細はこちら

二十七回忌

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故人が亡くなってから満26年のタイミングで催される法要のことを二十七回忌と言います。多くの方に参列していただく一回忌と比べると、二十七回忌に参列する方の数はかなり少なくなります。基本的に故人に縁のある方に広く参列していただくのは三回忌ぐらいまでで、その後は親族のみで執り行う事が多いようです。二十七回忌の詳細はこちら

三十三回忌

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三十三回忌とは、故人が亡くなってから満32年の命日に執り行う法要の事を指します。基本的に法要は故人の命日に合わせて催されますが、三十三回忌も他の法要と同様に、命日の直前の土日に催される事が多いようです。ちなみに、三十三回忌からは以前の法要とは異なり、新たにやらなければいけない事が発生します。三十三回忌の詳細はこちら

三十七回忌

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三十七回忌とは、故人が亡くなってから満36年の命日に催す法要のことです。基本的には三十七回忌まで来たら法要は親族のみで執り行われます。ただ、十七回忌や三十三回忌で弔い上げを終えている場合、三十七回忌は執り行なわれません。弔い上げのタイミングですが、通常三十三回忌で弔い上げとする事が多いようです。三十七回忌の詳細はこちら

五十回忌

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故人がなくなってから49年目の命日に行われる法要の事を五十回忌と言います。五十回忌はほぼ身内だけで執り行われるので、そこまて施主の負担になることはありません。また、弔い上げはほとんどこの五十回忌までに行われることが多く、これ以降に法要が開かれることは珍しいです。弔い上げのタイミングとして代表的なのが十七回忌、三十三回忌、そしてこの五十回忌です。五十回忌の詳細はこちら

遠忌

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遠忌というのは、五十回忌や百回忌など、故人が亡くなってからかなりの年月が経った際に開かれる法要です。基本的に五十回忌、百回忌、百五十回忌と、50年感覚で遠忌は執り行なわれます。五十回忌は一般の方にとっても馴染みがある方もいると思いますが、百回忌以降の遠忌は基本的に宗派の開祖などに対して大々的に行われる宗教行事です。遠忌の詳細はこちら

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