七回忌
七回忌とは、故人が旅立ってからちょうど6年に催される法要です。本来であればちょうど6年経過した日に法要を行いますが、最近は遠方から参列される方に配慮して、その前の土日に開くことが多いです。ところで、法要は七回忌になると三回忌までの法要と異なることが出てきます。七回忌に参列したことがないのに七回忌の施主をする事になってしまったら無事施主を務められるか不安ですよね。今回は七回忌の特徴などについてお話ししたいと思います。
七回忌の大きな特徴は、「今までの葬儀と比較すると参列者が少なくなる」ということです。三回忌までは故人と親しかった方に出席していだくことも多かったと思いますが、七回忌からは少しずつ関係の深い方だけで法要を行うことが多くなります。ただ、どなたに出席確認のお手紙を出すのかは自分一人で判断せず、家族からアドバイスをもらった方が後々トラブルにならないで済みそうです。また、人数が減ったといってもやるべきことは今までの法要とあまり変わりません。僧侶への読経の依頼、会食場の手配、お供えに対するお返しの用意など、する事はたくさんあり、てきぱきと準備を進めていくことが求められます。施主一人で手配するのは大変なので、遺族で分担して作業することもときには必要になるでしょう。
最後に七回忌のお布施の相場ですが、七回忌の場合は今までの法要と相場は変わりません。御経料として3万円程度、会食を辞退された際は御膳料として1万円から2万円程度、僧侶がご自身のお車などで会食場にいらっしゃった場合は御車代を5千円から1万円お包みします。また、タクシーを使って会食場などにお越しになった場合は後日タクシー会社から請求書をいただき、実費を精算する場合があります。また、お布施の相場についてはどうしても地域差があるので、お布施の金額に不安を感じたら寺院に直接問い合わせるか、直接寺院に確認するのは気がひけるという方は、葬儀の際に利用した葬儀会社に確認してみることをおすすめします。
回忌
回忌のご案内
一周忌
一周忌を行うことになったものの、何から取り掛かっていいのかさっぱりわからないという方も少なくないかもしれません。でも、何もわからないからといって立ち止まっていては何も解決できません。そこで今回は法要の経験が浅い方のために、一周忌はどのようなものなのか、そしてどのように準備を行えばいいのかを解説していきます。一周忌の詳細はこちら
三回忌
葬儀、一周忌の次に催される法要なので三回忌と呼ばれます。また、一回忌と同様に日程については参列者が参加しやすい土日に組まれることが多いようです。今回は三回忌の法要の流れについてご紹介しま三回忌の詳細はこちら
七回忌
七回忌とは、故人が旅立ってからちょうど6年に催される法要です。本来であればちょうど6年経過した日に法要を行いますが、最近は遠方から参列される方に配慮して、その前の土日に開くことが多いです。七回忌の特徴などについてお話ししたいと思います。七回忌の詳細はこちら
十三回忌
十三回忌とは、故人が亡くなってから12年ちょうどの日に行う法要のことです。基本的には十三回忌は12年目の命日に行う事になっていますが、参列される方の都合を考えて命日の直前の土日に行われることも多いです。十三回忌の詳細はこちら
十七回忌
十七回忌とは、故人が亡くなってから16年目の命日に行う法要です。三回忌までは故人に縁がある方に広く法要に参列していただきましたが、十七回忌はほとんど親族のみで執り行なわれる事が多いようです。十七回忌に関するマナーやお布施の相場をご紹介します。十七回忌の詳細はこちら
二十三回忌
二十三回忌とは、故人が亡くなってから満22年の命日に執り行われる法要のことです。多くの方に参列していただいた一回忌などとは違い、二十三回忌の場合はほとんど親族のみで済ませるケースが多いようです。命日のその日に執り行なうよりも、参列者が参加しやすい土日に行われるようです。二十三回忌の詳細はこちら
二十七回忌
故人が亡くなってから満26年のタイミングで催される法要のことを二十七回忌と言います。多くの方に参列していただく一回忌と比べると、二十七回忌に参列する方の数はかなり少なくなります。基本的に故人に縁のある方に広く参列していただくのは三回忌ぐらいまでで、その後は親族のみで執り行う事が多いようです。二十七回忌の詳細はこちら
三十三回忌
三十三回忌とは、故人が亡くなってから満32年の命日に執り行う法要の事を指します。基本的に法要は故人の命日に合わせて催されますが、三十三回忌も他の法要と同様に、命日の直前の土日に催される事が多いようです。ちなみに、三十三回忌からは以前の法要とは異なり、新たにやらなければいけない事が発生します。三十三回忌の詳細はこちら
三十七回忌
三十七回忌とは、故人が亡くなってから満36年の命日に催す法要のことです。基本的には三十七回忌まで来たら法要は親族のみで執り行われます。ただ、十七回忌や三十三回忌で弔い上げを終えている場合、三十七回忌は執り行なわれません。弔い上げのタイミングですが、通常三十三回忌で弔い上げとする事が多いようです。三十七回忌の詳細はこちら
五十回忌
故人がなくなってから49年目の命日に行われる法要の事を五十回忌と言います。五十回忌はほぼ身内だけで執り行われるので、そこまて施主の負担になることはありません。また、弔い上げはほとんどこの五十回忌までに行われることが多く、これ以降に法要が開かれることは珍しいです。弔い上げのタイミングとして代表的なのが十七回忌、三十三回忌、そしてこの五十回忌です。五十回忌の詳細はこちら
遠忌
遠忌というのは、五十回忌や百回忌など、故人が亡くなってからかなりの年月が経った際に開かれる法要です。基本的に五十回忌、百回忌、百五十回忌と、50年感覚で遠忌は執り行なわれます。五十回忌は一般の方にとっても馴染みがある方もいると思いますが、百回忌以降の遠忌は基本的に宗派の開祖などに対して大々的に行われる宗教行事です。遠忌の詳細はこちら
[特集]お寺へのお布施、渡し方や包み方
お寺へのお布施、渡し方や包み方
葬儀や法事・法要を行う際に、お寺へ渡す謝礼のことを「お布施」と言います。お布施を渡すことに慣れていない人にとっては、袋の包み方や入れ方・お坊さんへの渡し方など、どのようにお布施を行えばいいのか分からないという人もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、お寺へ渡すお布施のマナーについて、詳しく解説してみたいと思います。お寺へのお布施、渡し方や包み方の詳細はこちら
宗派別ご葬儀形式のご案内
宗派によってご葬儀形式が異なる場合がございます。
五条祭典では、その違いについてご案内させて頂きます。
浄土宗のご葬儀
浄土宗とは、法然上人(ほうねんしょうにん)を宗祖(開祖)として仰いでいる宗旨です。本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)、信者数は630万人にも上ると言われています。法然上人は、平安時代末期となる1133年に岡山県で産まれました。幼い頃に父を亡くした事をきっかけに、その父の教えを受け継いで出家し、比叡山で修業した後に宗派を立ち上げました。浄土宗のご葬儀の詳細はこちら
真言宗のご葬儀
真言宗とは、弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が唐(中国)で学び、日本へと持ち帰った密教です。本尊は大日如来(だいにちにょらい)、信者数は933万人にも上ります。真言宗は主要となる16派で18もの本山があります。諸派を含めると50にも上る宗派があり、その宗派の数だけ本山がある事が特徴です。真言宗のご葬儀の詳細はこちら
曹洞宗のご葬儀
曹洞宗とは元々中国で創宗された宗派であり、日本では鎌倉時代に道元禅師(どうげんせんじ)が曹洞宗を伝え、瑩山禅師(けいざんぜんじ)がそれを全国へと広めました。南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)を唱え、釈迦を本尊としています。信者数は155万人に上り、全国に1万5千もの寺院を有しています。曹洞宗のご葬儀の詳細はこちら
天台宗のご葬儀
天台宗はもともと中国で始まった仏教であり、日本での天台宗の開祖は最澄(さいちょう)です。天台宗は日本の仏教のおおもとと言える宗派であり、天台宗の教えを元として浄土宗や浄土真宗、臨済宗などが生まれたとも言われます。信者数は153万人にも上り、久遠実成の釈迦如来を本尊としています。天台宗のご葬儀の詳細はこちら
日蓮宗のご葬儀
日蓮宗とは、鎌倉時代に日蓮によって開宗された仏教です。妙法蓮華経を唱えるため、日蓮法華宗とも呼ばれることもあります。宗祖である日蓮の名前が宗派名になっており、日本人の宗祖が宗派名になっているのは日蓮宗のみです。信者数は358万人にも上り、久遠の本師釈迦牟尼仏を本尊としています。日蓮宗では、お釈迦さまの説いた教えの中でも「法華経」を絶対最高の教えであるとしています。日蓮宗のご葬儀の詳細はこちら
浄土真宗のご葬儀
浄土真宗は、現在においても非常に多くの信者数を持っており、その数は1058万人にも上ります。浄土真宗には様々な宗派がある事も特徴で、中でも浄土真宗本願寺派(西本願寺)と真宗大谷派(東本願寺)の2つが殆どの門徒を占めています。浄土宗の開祖である法然の弟子であった親鸞が浄土真宗の開祖であり、親鸞自身に独立開祖の意志はなかったものの、親鸞の没後に門弟達によって教団化しました。浄土真宗のご葬儀の詳細はこちら