真言宗のご葬儀

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真言宗のご葬儀

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1.真言宗とは

真言宗とは、弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が唐(中国)で学び、日本へと持ち帰った密教です。 本尊は大日如来(だいにちにょらい)、信者数は933万人にも上ります。 真言宗は主要となる16派で18もの本山があります。諸派を含めると50にも上る宗派があり、その宗派の数だけ本山がある事が特徴です。 真言宗は師資相承を重視しており、書写などの学問的な方法ではなく、師匠から弟子に直接教えを伝授します。 身(手に印を結び)口(真言を唱え)意(心に仏を思う)の三密によって即身成仏できるという教えを説いています。 印とは両手の指を使って印相を組む事で、真言とは仏に祈願をかけるための呪文の事を言います。 これらを正しく習得する事によって、大日如来と一つになり、即身成仏が出来るという教えを説いています。

2.真言宗の葬儀の流れ

真言宗の葬儀で最も特徴的なのが、灌頂(かんじょう)と呼ばれる儀式です。 灌頂とは故人の頭に水を注ぎかける事で、これを行う事により仏の位にのぼる事が出来るとされています。 また土砂加持(どしゃかじ)という儀式もあり、これは土砂を洗い清めて火を焚き、光明真言を唱えます。 この土砂加持によって出来た砂には、苦悩を取り除き、死体が柔軟になるといった効果があるとされており、真言宗ではこの砂を遺体にかけて納棺します。 ちなみに光明真言とは「オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマジンバラ ハラバリタヤ ウン」と唱え、大日如来を称え光明をお願いするという意が込められています。

真言宗葬儀の式次第の例としては、以下のようになります。

入場導師、式衆が入場
洒水(しゃすい)洒水器で柩に法水を振りかける
加持手に印契を結び、金剛杵を用いて、真言を唱える
三礼・剃髪仏法僧に帰依する事を近い、故人の髪を剃る真似をする
受戒戒名を故人に授ける
表白(ひょうびゃく)仏を讃え、これから行う儀式の成就を祈る
引導引導を渡し、偈を三遍唱える
御引導大事弘法大師引導の印、偈文、真言を授ける事で、故人が即身仏身する
血脈真言密教の血脈を授ける
六大印真言を授ける
諷誦文(ふじゅもん)諷誦文を唱える中で、遺族参列者が焼香をする
後讃鉢をつく
読経真言・陀羅尼、回向を唱える
退場導師、式衆が退場

真言宗の焼香は額に押し頂いて3回行います。3回行う意味は、仏法僧に帰依するためです。 真言宗では108個連なっている数珠をこすり合わせるという特徴があり、これにより108の煩悩を砕くという意味合いがあります。 真言宗には、上にも述べたように多くの宗派があり、その宗派ごとに葬儀の流れや作法にも違いがあるのが特徴です。 ここでは最も代表的なものについて解説していますが、式次第や作法は地域や寺院によっても異なりますので、詳しくは寺院に確認してみましょう。

宗派別ご葬儀形式のご案内

宗派によってご葬儀形式が異なる場合がございます。
五条祭典では、その違いについてご案内させて頂きます。

浄土宗のご葬儀

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浄土宗とは、法然上人(ほうねんしょうにん)を宗祖(開祖)として仰いでいる宗旨です。本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)、信者数は630万人にも上ると言われています。法然上人は、平安時代末期となる1133年に岡山県で産まれました。幼い頃に父を亡くした事をきっかけに、その父の教えを受け継いで出家し、比叡山で修業した後に宗派を立ち上げました。浄土宗のご葬儀の詳細はこちら

真言宗のご葬儀

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真言宗とは、弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が唐(中国)で学び、日本へと持ち帰った密教です。本尊は大日如来(だいにちにょらい)、信者数は933万人にも上ります。真言宗は主要となる16派で18もの本山があります。諸派を含めると50にも上る宗派があり、その宗派の数だけ本山がある事が特徴です。真言宗のご葬儀の詳細はこちら

曹洞宗のご葬儀

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曹洞宗とは元々中国で創宗された宗派であり、日本では鎌倉時代に道元禅師(どうげんせんじ)が曹洞宗を伝え、瑩山禅師(けいざんぜんじ)がそれを全国へと広めました。南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)を唱え、釈迦を本尊としています。信者数は155万人に上り、全国に1万5千もの寺院を有しています。曹洞宗のご葬儀の詳細はこちら

天台宗のご葬儀

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天台宗はもともと中国で始まった仏教であり、日本での天台宗の開祖は最澄(さいちょう)です。天台宗は日本の仏教のおおもとと言える宗派であり、天台宗の教えを元として浄土宗や浄土真宗、臨済宗などが生まれたとも言われます。信者数は153万人にも上り、久遠実成の釈迦如来を本尊としています。天台宗のご葬儀の詳細はこちら

日蓮宗のご葬儀

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日蓮宗とは、鎌倉時代に日蓮によって開宗された仏教です。妙法蓮華経を唱えるため、日蓮法華宗とも呼ばれることもあります。宗祖である日蓮の名前が宗派名になっており、日本人の宗祖が宗派名になっているのは日蓮宗のみです。信者数は358万人にも上り、久遠の本師釈迦牟尼仏を本尊としています。日蓮宗では、お釈迦さまの説いた教えの中でも「法華経」を絶対最高の教えであるとしています。日蓮宗のご葬儀の詳細はこちら

浄土真宗のご葬儀

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浄土真宗は、現在においても非常に多くの信者数を持っており、その数は1058万人にも上ります。浄土真宗には様々な宗派がある事も特徴で、中でも浄土真宗本願寺派(西本願寺)と真宗大谷派(東本願寺)の2つが殆どの門徒を占めています。浄土宗の開祖である法然の弟子であった親鸞が浄土真宗の開祖であり、親鸞自身に独立開祖の意志はなかったものの、親鸞の没後に門弟達によって教団化しました。浄土真宗のご葬儀の詳細はこちら

[特集]お寺へのお布施、渡し方や包み方

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一周忌

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葬儀、一周忌の次に催される法要なので三回忌と呼ばれます。また、一回忌と同様に日程については参列者が参加しやすい土日に組まれることが多いようです。今回は三回忌の法要の流れについてご紹介しま三回忌の詳細はこちら

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七回忌とは、故人が旅立ってからちょうど6年に催される法要です。本来であればちょうど6年経過した日に法要を行いますが、最近は遠方から参列される方に配慮して、その前の土日に開くことが多いです。七回忌の特徴などについてお話ししたいと思います。七回忌の詳細はこちら

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十三回忌とは、故人が亡くなってから12年ちょうどの日に行う法要のことです。基本的には十三回忌は12年目の命日に行う事になっていますが、参列される方の都合を考えて命日の直前の土日に行われることも多いです。十三回忌の詳細はこちら

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二十七回忌

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故人が亡くなってから満26年のタイミングで催される法要のことを二十七回忌と言います。多くの方に参列していただく一回忌と比べると、二十七回忌に参列する方の数はかなり少なくなります。基本的に故人に縁のある方に広く参列していただくのは三回忌ぐらいまでで、その後は親族のみで執り行う事が多いようです。二十七回忌の詳細はこちら

三十三回忌

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三十三回忌とは、故人が亡くなってから満32年の命日に執り行う法要の事を指します。基本的に法要は故人の命日に合わせて催されますが、三十三回忌も他の法要と同様に、命日の直前の土日に催される事が多いようです。ちなみに、三十三回忌からは以前の法要とは異なり、新たにやらなければいけない事が発生します。三十三回忌の詳細はこちら

三十七回忌

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三十七回忌とは、故人が亡くなってから満36年の命日に催す法要のことです。基本的には三十七回忌まで来たら法要は親族のみで執り行われます。ただ、十七回忌や三十三回忌で弔い上げを終えている場合、三十七回忌は執り行なわれません。弔い上げのタイミングですが、通常三十三回忌で弔い上げとする事が多いようです。三十七回忌の詳細はこちら

五十回忌

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故人がなくなってから49年目の命日に行われる法要の事を五十回忌と言います。五十回忌はほぼ身内だけで執り行われるので、そこまて施主の負担になることはありません。また、弔い上げはほとんどこの五十回忌までに行われることが多く、これ以降に法要が開かれることは珍しいです。弔い上げのタイミングとして代表的なのが十七回忌、三十三回忌、そしてこの五十回忌です。五十回忌の詳細はこちら

遠忌

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遠忌というのは、五十回忌や百回忌など、故人が亡くなってからかなりの年月が経った際に開かれる法要です。基本的に五十回忌、百回忌、百五十回忌と、50年感覚で遠忌は執り行なわれます。五十回忌は一般の方にとっても馴染みがある方もいると思いますが、百回忌以降の遠忌は基本的に宗派の開祖などに対して大々的に行われる宗教行事です。遠忌の詳細はこちら

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